死ぬワニ
少し前の話になるんだけど、
「100日後に死ぬワニ」の作者さんがテレビに出てた。
どういう意味があるのかな?って思ってたけど、やっぱりというか、そっかぁ。
人はいつ死ぬか分からないから一日一日を大切に。 という事らしい。
あのワニは100日後に死ぬ事を知らずに日常生活を送っている。
読者はワニの近い未来を知っているから、彼の生活が特別な物に見えるし、死んで欲しくないと願う。
そういう事なのだろう。
ただ、私が引っかかるのは「一日一日を大切に」ってところ。
どうやって大切に生きればいいんだろ?
それを考えると苦しくなる。
「大切」って特別なものだと思っているから苦しい。
だから、
日常生活の積み重ねが人生その物であって、
日常が「大切」なのだと考えると少し楽になるかな。
何でもない日常なんてないんだって思いたい。
あなたはどう思う?