秋彼岸
秋彼岸は季語。
どれだけ環境が狂っても
昼夜と方向が二分される時を報せるのが彼岸花。
一番好きな花。
お彼岸はあの世とのゲートが開くらしい。
親族との縁はほとんどなくなった。
事情もあって
(思考がフリーズしてくるな・・・)
参るのは独りでと決めた。
命の連鎖に感謝するとか耳にする度に
現実が物凄い勢いで遠ざかっていくのを感じる。
おそらく私はその連鎖を断ち切るのだから。
生物としてこの上ない劣等感を本能的に感じる。
この無意味な物に色を着ける事ができる?
今の時代は多様化しているとか言うでしょう?
多様化はしているけれども、認めてはくれないよ。
奇異で何か欠陥があるんだろうと好奇な目で見られる。
詮索される。晒される。見下される。
尊き世の中よ、ありがとう。
そんなどうでもいい事を線香に火をつけて燃やす。
〆
〆